10月24日(金)に、広島市立高等学校の生徒による広島市議会への提案発表会で、基町高校PUSHプロジェクトのメンバー4名が提案発表をおこないました。
「AED使用による救命率の向上を目指して~「安心・安全な社会づくり」のために高校生ができること~」というテーマで発表し、必要な数の「AEDの増設」と「AEDシートの製作・設置協力」を提案しました。


提案するにあたり、他校と連携した調査を行いました。プロジェクトメンバーが広島市立美鈴が丘高等学校と広島市立中等教育学校の生徒へ依頼し、校内で人が倒れたという設定でAEDの設置場所まで走ってもらい、AEDを持ってくるまでの時間がどれくらいかかるのかを調査してもらいました。
①広島市立美鈴が丘高等学校:校庭の端で倒れた設定で、校舎まで走って校舎1階のAEDを持ってくる
②広島市立中等教育学校:4階で倒れた設定で、1階に設置されているAEDを持ってくる
③広島市立基町高等学校:4階で倒れた設定で、4階の反対側にあるAEDを持ってくる
①②は走り慣れた男子生徒が調査し、①は2分17秒、②は1分17秒でした(AEDに近い階段を使用)。
③は教職員が小走りにAEDを取りにいき、3分3秒でした。
誰がAEDを取りに行くかによって結果に違いがありましたが、倒れた場所と同じ階にAEDがある方が、上下動作が少なく、誰でも素早く負担なく取りに行くことができ、落ち着いてAEDを装着することができます。そこで、市議会では、「AEDを生徒が活動している場所にできるだけ多く設置してもらうこと」、「高校だけでなく、小学校や中学校の各校に最低でも公費で2つのAEDの設置してもらうこと」を提案しました。
この調査をきっかけに、どこにAEDを設置すべきか、AEDが何個必要なのかを考える機会になりました。調査に協力してくださった、広島市立美鈴が丘高等学校と広島市立中等教育学校の生徒の皆さん、ありがとうございました。
AEDシートについては、二つの有用性を紹介しました。
一つ目は「プライバシー保護」です。AEDはパッドを肌に直接貼る必要がありますが、その際、救助者が倒れている人の服を脱がせることへの抵抗を感じ、AEDが使われなかったという事例が発生しています。特に女性へのAED使用率は男性と比べて著しく低いことが現状です。AEDシートを使うことで、救助者も倒れた人もプライバシーを守ることができます。そのようにして、躊躇なくAEDが使われることで救命率が向上します。
二つ目は「AEDを正しく使用できること」です。AEDシートには「パッドは皮膚に直接貼る」、「胸の真ん中を押す」等と使い方が書かれた布が縫い付けられています。また、AEDシートが入っている巾着には、AEDシートの使い方説明がつけてあり、日本語と英語で表記してあります。使い方を忘れてしまっても、使い方説明書で確認しながらAEDを使用することができます。


基町高校では、引き続きAEDシートの製作と施設への寄贈活動を行っていきます。AEDシートが普及し、救助者も救助される側も安心して救助活動ができる社会になるよう願っています。
なお、今回の市議会提案の様子をRCC「イマナマ」で取り上げていただきました。ありがとうございました。本校の取組を広く知っていただくことで、基町高校だけでなく、様々な学校で取り組みが広がることを願っています。









