基町高校 概要

学術や芸術文化の習得と探究を通じて、高い志と未来を切り拓く豊かな創造力を持ち、国際社会に貢献する人材を育成します。

広島市立基町高等学校は、昭和17年創立の広島市立中学校を前身とし、昭和23年の学制改革によって広島市立城北高等学校となり、昭和24年5月9日に広島県広島基町高等学校として開校しました。昭和55年には広島市の政令指定都市移行に伴い、現在の校名に改称しました。

生徒たちは校訓「自主自律」、サブモットー「継続は力なり」のもと、良心と理性に基づいて判断し、自己の目標・計画に従って精進を重ね、確かな学力、豊かな人間性を身につけています。平成11年に美術系方面への進学を目指した「普通科・創造表現コース」が開設され、普通科普通と創造表現コースの異なる目的で集まった二つの集団が、互いを認め、刺激し合いながら成長し、歴史を積み上げてきました。

現在の校舎は広島市の「ひろしま2045平和と創造のまち事業」の指定を受け、建築家原広司氏の設計によって、平成12年に竣工しました。原広司氏が「夜明けの様相」と名付けたこの校舎は、生徒たちが未来に向けて飛翔するにふさわしい超近代的な空間のイメージを呈し、生徒たちは明るく広大な空間の中で高い「志」を育み、その実現に努めています。

校訓は「自主自律」です。生徒ひとりひとりが、自分は今どうあるべきか、何をなすべきかを、責任をもって考え判断し、行動することができるようになってほしいという期待と願いのこもった校訓です。生徒は、自己の言動が周囲から信頼されるように努め、自主自律を体得、実践していきます。

校舎改築にともなって姿を消した旧キックボードに記されている「継続は力なり」。この言葉は、生徒達を日々励まし、いつしか、サブモットーとして定着したものです。基町高校同窓会から寄贈された新キックボードにも、スクールカラーである臙脂(エンジ)色でこの言葉が引き継がれ、校訓とともに大切な銘として基高生の心の拠りどころとなっています。

基町高校での全ての教育活動を通じて生徒たちが成長し、将来それぞれの進路での活躍を願う、基町高校の学校教育目標です。

すべての生徒の個性や能力を最大限伸ばすとともに生徒の高い志を育み、その実現に向けた希望進路をかなえる活力ある学校を目指します。

① 生徒が成長を実感するなかで夢を育み、社会貢献を考えるなかで夢を志へと高め、その実現のための力をつけることのできる学校
② 生徒が学ぶ楽しさを実感し、生涯にわたって学び続ける意欲を育む学校
③ 生徒が寛容の精神を持ち、お互いの価値観の違いを認め、尊重することができる温かい学校
④ 部活動・学校行事・地域との交流などを通して、知性と品格を兼ね備えた豊かな人間性を育む学校

〇 校訓「自主自律」の精神に富み、学びを通して人間的成長を目指す生徒
〇 多様な価値観と文化を尊重する豊かな人間性を備え、平和を希求し、その実現のために行動することができる生徒
〇 高い規範意識や自己管理能力をもち、持続可能な社会の実現を目指し、課題の発見と解決に向けて努力し続けることができる生徒
〇 国際平和文化都市という環境を活かした表現活動を通じ、個性を磨き、社会に貢献することができる生徒(創造表現コース)

校庭の梧桐をもって、わが校の表象とし、その果実3個と葉3葉とを組み合わせ、その上に「高」の字を配したものです。この木には、鳳凰がつねに来たりて宿り、その葉につつまれ実をついばんで、いよいよ気高くなったといわれています。生徒ひとりひとりが鳳凰たる自負と襟度とをもって、心身の練磨に精励することを念願したものです。

広島市立基町高等学校
〒730-0005 広島市中区西白島町25-1