この度、基町高校創造表現コース有志生徒による「原爆の絵」の取り組みが「令和7年度広島市民賞」を受賞し、2月13日に広島市役所にて受賞式が行われました。この賞は福祉や文化、スポーツ分野の功績を称えるもので、この度の2025年度の市民賞は3名の個人と5団体に贈られました。
授賞式後の懇談会ではそれぞれの受賞者からの挨拶がありましたが、基町高校からは德丸校長と原爆の絵を制作した生徒たちを代表して3年生の本多さんがスピーチを行い、原爆の絵の活動の意義やこれからの展望について語りました。
創造表現コースの功績については以下の通りです。
「同コースは、平成19年度(2007年度)から(公財)広島平和文化センターが実施している「被爆者と高校生との共同制作による『原爆の絵』」事業に、ボランティアとして参画しており、これまでに、延べ107名の被爆者から証言を聞き取り、222点の作品を制作している。制作した「原爆の絵」は、被爆体験証言者や被爆体験伝承者による講話に活用されているほか、原爆展を開催する全国の自治体や市民団体などに貸し出されている。同コースのこうした活動は、本市の「被爆の実相を守り、広め、伝える」施策の推進に大きく貢献している。」
生徒たちは被爆者の言葉に真摯に向き合い、資料を集め、実際にその場に赴くなどして、約8ヶ月をかけて1枚の絵を完成させます。聞いては描き、また分からないことを聞いて、少なくとも10回、多い場合は20回もの打ち合わせを繰り返し、被爆者の記憶の中の光景に迫ります。原爆の絵の活動は、当時の光景を絵に描くことだけが目的ではなく、絵を描くことで高校生たちが当時について知り、被爆者の願いをもまた次世代へと繋げていく活動です。被爆80年を迎え、年々語れる被爆者の方が少なくなる中、今後も可能な限り当時の様子を絵に描き、描いた絵と共に、絵を描いた高校生たち、また卒業生たちがこれからも被爆者の平和への想いを伝え続けてまいります。
(創造表現コース 原爆の絵担当)






