「次世代と描く原爆の絵」2025夏 活動報告

 2025年8月23日、アステールプラザ大ホールにて開催された、平和創作劇「I PRAY」上演の関連イベントとして、原爆の絵の活動報告を行いました。
 I PRAYは、原爆の投下前後、復興後を小学生から大人までが演じる創作劇団体で、戦争や核兵器の恐ろしさ、平和の大切さを伝えています。今回、I PRAYは創立30周年を迎え、同時に被爆80年となる今年に、原爆の絵の活動報告を行うことができました。壇上で話す私達の発表に、真剣に耳を傾け、頷きながら聴いてくださる客席の様子がとても印象に残っています。
 高垣慶太さんと行ったパネルディスカッションでは、広島県外、国外の人々の原爆に対する意識の違いや、平和活動を行なっていく中での心境の変化についてお話しくださり、とても貴重な時間となりました。

 同日、ながさき子ども劇場有志の皆さんが基町高校に来られ、交流会を行いました。

 また、8月6日には平和公園内にある国際会議場で例年開催している「原爆の絵画展」のギャラリートークに参加しました。
 様々な行事に参加して感じたことは、平和実現のために活動されている方は大勢いて、全員が熱意を持って活動されているということです。きっかけや活動の場は違っても、皆さんが、二度と同じ過ちを繰り返さないこと、記憶を次世代に継承していくことを目標として、高校生の私と真剣に向き合い、お話ししてくださりました。
 原爆の絵の活動を通して、ただ絵を描くだけでなく、平和な世界とは何か、他者を思いやるとはどういうことなのか、ということを深く考えることができ、今後の人生の中で、価値のある体験をさせていただくことができました。

 創造表現コース2年 佐藤 彩良

「I PRAY」での原爆の絵活動報告 (アステールプラザ)

ながさき子ども劇場 交流会

 

原爆の絵画展 ギャラリートーク・グアナファト州青少年交流 (8/6 広島国際会議場)

 

ノーベル賞委員会 フリードネス委員長との対話の会 (広島国際会議場)

 

大阪府立松原高校ピースワーク 交流会

 

AFS海外留学生との交流会

 

国際平和シンポジウム (広島国際会議場)

 

ピースアクションin広島 虹の広場 (グリーンアリーナ)

 

HiFA 平和祈念 2025 ピースマッチ(広島・長崎中学生サッカーチーム) 平和学習(広島国際会議場)

 

原爆の絵を描いた卒業生たちも、県内外での原爆の絵の展示会や講演会等の機会で、原爆の絵を描いた時の思いや平和への思いについて広く伝えています。その活動の一部を紹介します。

日本コミュニケーション学会 「戦後80年・ヒロシマ 忘却に争うコミュニケーション」 (広島修道大学)

 

全日本民医連 被ばく問題交流集会 (広島中央保健生協けんこうプラザ)

日本ペンクラブ7.5イベント「ヒロシマが再び『軍都』になるの?ー高校生たちと共に考える私たちの未来」(広島弁護士会館)

 

川崎市岡本太郎美術館 企画展 「戦後80 年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展

 

国立市「ふつうの日になったのか 原爆の日」展スペシャルイベント
 (矢川プラス みんなのホール)

 

北九州平和のまちミュージアム企画展「記憶の表象(カタチ)ー継承とは何か、を問うー」

 

横浜市立南高校文化祭 原爆の絵パネル展示