2025年6月27日、基町高校にて原爆の絵の完成披露会が行われました。この度は15点の原爆の絵が完成し、披露会では、それぞれの絵の証言者さんが絵の場面について説明し、感想を述べられた後、その絵を制作した生徒たちが感想をお話ししました。
私は、披露会で改めて証言者さんのお話しを聞き、試行錯誤しながらも自分にできる最大限の努力をして原爆の絵を完成させる事が出来て良かったと感じました。約8ヶ月にわたる制作の中で、証言者さんの納得のいく作品に仕上げるために、証言だけでは具体的に想像できないものについて何度も質問したり、想像を補完するため写真等の資料を探したり、友達にモデルになってもらって制作を進めてきました。この絵は過去に起きた悲惨な出来事を再現できるように描いた絵なので、この絵を通して、当時起こっていたことや戦争や原爆の恐ろしさ、悲惨さを、多くの方に見て知って頂きたいです。
この原爆の絵の制作を通して、証言者さんと実際にお話をして、今まで知らなかった被爆の実相について知ることが出来ました。今、世界各地で戦争や紛争が起こっています。そんな状況下で私たちには戦争や原爆について知り、その知識をたくさんの人に広め、受け継いでいくことが必要です。この絵が、見た人の平和に対してできることを考えるきっかけになればと思います。
創造表現コース2年 藤井絢子


















