高校生が描いたヒロシマ 原爆の絵画展」を開催しました

2024年8月6日、広島国際会議場地下2階ダリアにて「高校生が描いたヒロシマ 原爆の絵画展」を開催し、原爆の絵制作者によるギャラリートークを行いました。
「次世代と描く原爆の絵」の活動では、戦争や原爆を経験したことのない私たち高校生が、実際に証言者の方との対話を通して約8ヶ月間で1枚の絵を完成させます。私たちの想像をはるかに超える凄惨な当時の状況をどうキャンバスに落とし込めば良いのか、証言者の方の体験をどう描けばたくさんの人に伝わりやすくなるのか、沢山苦悩し、筆を置きたくなることもありました。
しかし、証言者の方が仰っていた「戦争や原爆をもう誰にも味わってほしくない」という言葉が、必ず次世代の人たちに証言者の方の思いを伝えなければと、常に私たちを奮い立たせてくれました。証言者さんたちの平和への思い、そして、証言者さんとの対話を通して私たちに芽生えた平和への思いをたくさん込めて制作した19点の新作の原爆の絵と、先輩たちがこれまでに制作してこられた原爆の絵を含めた58点(紙芝居の動画を含む)を、8月10日から8月28日まで国際会議場「サクラ」にて開催しました。
この度の展示は終了しましたが、次回は12月にも開催します。ぜひ多くの方に見ていただき、これからの平和のあり方を考えるきっかけにして頂きたいと思っています。

創造表現コース3年 樋口文美菜