2024年8月16日、国際会議場での原爆の絵画展会場にて、原爆の絵制作者2名と全国の小学生サッカーチームとの交流会を行いました。この交流会は、HiFA平和祈念サッカー大会のプログラムの中の平和学習の一部として行われました。
当日は、最初に原爆の絵画展をご覧いただき、その後、ギャラリートークの形で原爆の絵の制作についての説明をし、原爆の絵制作者それぞれが絵の場面の解説、平和への想いを伝えました。そして最後に質疑応答を行いました。全国から集まった小学生たちは、この平和学習の前に平和記念資料館を見学されていて、みんな私たちの話を真剣に聞いてくれました。私たちが話し終えた後、もう一度原爆の絵を見て回ったり、直接質問してくれる子がたくさん居て、原爆について更に理解を高めようとする熱心な姿に、私自身も感心しました。
小学生に向けてお話しすることはあまりないので、原爆についてどのように表現すると分かりやすいのかと、試行錯誤しました。そのような経験の中で、この交流会は、私たち高校生自身もこれから伝えていく側となる1人として、原爆という事実を人々から風化させないため、更に次の世代に繋ぐためにはどうすべきか、新たな視点で考えるきっかけを与えてくれました。
小学生サッカーチームのみなさんには、全国各地に戻った後も、今回の交流会で学んだことを思い出して、今私たちが生きていることに感謝し、原爆についてまだ知らない人に伝えていってほしいですし、忘れないでいて欲しいです。
創造表現コース2年 橋本一檎



