2024年8月23日から25日まで、平和記念公園レストハウスにて「いま、ここにあるヒロシマ4〜2024 わたしたちの大切なもの〜」が開催されました。広島の今と被爆者の思いを伝えるこのイベントの最終日、25日に行われた「高校生が描いた原爆の絵」完成記念トークショーに、証言者さんの大橋和子さんと共に参加しました。
はじめに大橋さんから被爆体験証言があり、大橋さんが8月6日に見られた広島の惨状や、自らもケロイドを負いながら日々を暮らしていくことのつらさ、そして戦争は決して行ってはいけないというお話を伺いました。その後、私が描いた原爆の絵の完成するまでの話や絵に込めた想いなどをお話ししました。
今回、私が描いた絵は、大橋さんが原爆投下直後に見た、母親が首のない赤ちゃんをおんぶして歩いている場面です。大橋さんは、爆風で赤ちゃんの首から上が吹き飛んだのだとわかり、その光景は今でも忘れることのできない記憶になっていると言われていました。私は、大橋さんと話していく中で、原爆の悲惨さや、助かった人たちにも心身に残る傷がどれくらい酷いものかを再認識したかということをお話しました。
二度と過ちを繰り返さぬように、私たちが平和を考えながら日々を過ごしていくことの大切さを学ぶことができました。
創造表現コース3年 田邊美羽