原爆の絵完成披露会を行いました

2024年6月28日、西棟 日本画教室にて原爆の完成披露会が行われました。この度は16点の原爆の絵が完成し、当日は、証言者さんが絵の場面について説明した後、絵を制作した生徒たちがそれぞれ感想を述べました。
証言者さんが原爆の絵を見ながら「この絵の様なことが起こった」と説明されるのをお聞きすると、見たことのない当時の様子を描くために様々な資料を頼りにしながら制作した事を思い返しました。沢山葛藤した日々も、今となっては貴重な経験をしたと感じます。絵を完成させることができた安堵感もありましたが、多くの人がこの絵を見て、原爆の恐ろしさやそれがもたらす惨状や影響について、今一度考え直すきっかけになって欲しいと改めて思いました。
今回、原爆の絵の制作に携わった事で、私がこれまで知らなかった事、経験してこなかった事などを沢山学ぶことが出来ました。本当の平和とは何なのか。戦後79年が経った今でも争いは絶えることがなく、失われるはずの無かった尊い命が無惨にも失われているのです。私達に出来ることは、同じ過ちを犯さない為に、起こった事実を確かな手段で後世に遺してゆくこと。原爆の悲惨さをいつまでも忘れず、平和に対する意識を常日頃から絶やさないようにしていきたいです。
創造表現コース2年 宮西 雄大